生薬紹介 膠飴とは?

本日ご紹介する生薬は『膠飴(コウイ)』になります。
膠飴はいわゆる水飴の一種で、デンプンを含む糯米などを発酵させ、麦芽のジアスターゼで糖化したものをいいます、このようなものも生薬として漢方薬に使われているとは驚きです。
この製法で作った飴をなめてみると、ほのかな甘みがあり、おせんべいや餅のような香りが口に広がります。
膠飴の作用は、五臓を潤し、その中でも特に肺を潤すことで咳を止めたり、体を温めることで脾胃を補い、食欲を増進させたり、消化酵素が入っているため、吸入がよく、体の栄養源として気力回復用いられます。その他にも腸内細菌を整えるなど様々な効果が期待できます。
代表的な漢方薬として、大建中湯・小建中湯などがあります。

参考:原典に拠る重要漢薬 平成薬証論 著者:渡邊武 発行元:雄渾社漢方出版事業部
訓和 古方薬議 木村 長久 日本漢方醫學會出版部

公益財団法人 日本薬剤師研修センター 漢方薬・生薬薬剤師講座テキスト

●ハロー薬局株式会社の紹介


ハロー薬局株式会社は静岡県静岡市清水区内にて調剤薬局を3店舗経営しています。
保険調剤以外にも漢方相談健康に関する相談食養生を信念に自然食品の提供など、地域の皆様の健康を支える一旦になるべく日々業務に勤しんでいます。また静岡県立総合病院・桜が丘・清水病院・静岡市立静岡病院など様々病院の処方箋も受け付けます。ぜひお気軽にご利用ください!

ハロー薬局押切店

投稿者プロフィール

morihiro
morihiro
しろくま薬局北街道店の管理薬剤師をしています。
●資格
漢方薬・生薬認定薬剤師
研修認定薬剤師

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

生薬紹介 地黄とは?

次の記事

生薬紹介 芍薬とは?