RSウイルス母子免疫ワクチンについて

RSウイルス母子免疫ワクチンについて

「妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患予防」を適用症として、組換えRSウイルスワクチンが発売されました。
生後1歳までに50%以上が、2歳までに約100%がRSウイルスに感染するといわれています。特に生後6カ月未満で感染すると重症化されることが示されています。日本では毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、約4分の1が入院を必要とすると推定されますが有効な治療薬はありません。こうした罹患率と疾病負荷の高さからRSウイルスワクチンが承認されました。RSウイルス母子免疫ワクチンの機序は母子免疫であり、妊婦に接種することによって母体のウイルスに対する中和抗体価を高め、胎盤を通じて母体から胎児へ中和抗体が移動することで乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患を予防します。用法用量は、妊婦24ー36週の妊婦に1回0.5mlを筋肉内に接種することとなっています。
今現在は、自己負担として約3万円かかりますが、2026年4月から静岡市は無料で接種することが可能となります。
新しいワクチンなのでメリット・デメリットを踏まえ、自信で考えて接種の有無を検討しましょう。

RSウイルス母子免疫ワクチンに関する考え方:日本小児科学会予防接種・感染対策委員会 抜粋